「コストコなんてバカバカしい」「行くだけ損」と言われるのはなぜ?高い年会費、殺人的な混雑、大量消費の罠など、会員になって後悔する前に知っておくべき現実を徹底解説。
向いている人・向いていない人の決定的な違いや、損しないための退会方法、賢い付き合い方まで網羅します。

テレビや雑誌、SNSではキラキラとした「コストコのある生活」が持て囃され、巨大なティラミスやピザ、大量のディナーロールをカートに詰め込む姿が「勝ち組」のように描かれることがあります。
しかし、ふと冷静になった時、こう思ったことはありませんか?
実際、コストコ会員になったものの、「結局スーパーの方が安い」「量が多すぎて捨ててしまった」「混雑に疲れて行かなくなった」と後悔し、退会を選ぶ人は少なくありません。
「節約」のつもりで通い始めたはずが、気づけば「レジャー」として散財しているだけ…。
もしあなたが、コストコに対して少しでも違和感や「バカバカしさ」を感じているのなら、その直感は正しいかもしれません。
本記事では、多くの人が薄々感じている「コストコがバカバカしいと言われる理由」を、競合する数多の口コミや実体験に基づいて徹底的に解剖します。
年会費の元を取るための非現実的なハードル、巨大スーパー特有の「コストコマジック」による無駄遣いの心理、そしてコストコに向いていない人の特徴までを網羅しました。
これを読めば、あなたがコストコ会員を続けるべきか、それとも今すぐ退会して近所のスーパーに戻るべきか、賢明な判断ができるようになるはずです。
コストコが「バカバカしい」と断言される7つの理由
なぜ、多くの人がコストコに対して「バカバカしい」「無駄だ」という感情を抱くのでしょうか。
そこには、単なる「好き嫌い」では片付けられない、構造的なデメリットや心理的な落とし穴が存在します。
ここでは、コストコ利用者が直面する7つの「バカバカしい現実」について深掘りします。
1. 年会費4,840円の壁!元を取るにはいくら買う必要がある?
コストコを利用するための最大のハードル、それが「年会費」です。
日本のスーパーマーケットの常識からすれば、「店に入って買い物をする権利」だけにお金を払うというシステム自体が、そもそもバカバカしいと感じる人も多いでしょう。
個人会員(ゴールドスターメンバー)の年会費は税込4,840円。
これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、冷静に計算してみましょう。
もし、近所のスーパーよりもコストコの商品が平均して10%安いと仮定した場合(実際にはそこまで安くないことも多いですが)、年会費の元を取るには年間で約48,400円以上の買い物をする必要があります。
「それくらい使うだろう」と思うかもしれませんが、これはあくまで「他店より安い分」だけで元を取る計算です。
実際には、ガソリン代や高速道路料金、移動時間などのコストも上乗せされます。
それらを加味すると、実質的な損益分岐点はもっと高くなります。
「年会費を払っているんだから行かなきゃ」という義務感に駆られ、必要のないものまで買ってしまう本末転倒な状況に陥るのも、この年会費システムの罠と言えるでしょう。
2. 「安物買いの銭失い」ならぬ「大量買いの銭失い」の罠
コストコの商品は、基本的に「業務用サイズ」です。
単価で見れば安いものもありますが、一度の支払額は数千円、数万円単位になります。
「100グラムあたりは安いから」と、巨大な肉塊や洗剤、パンを購入し、レジで3万円、5万円という金額を請求されて青ざめる…。
これが典型的な「コストコマジック」です。
問題は、その大量の商品を本当に使い切れるか、ということです。
賞味期限内に食べきれず、冷凍庫の奥で化石化させてしまったり、結局腐らせて廃棄してしまったりした経験はありませんか?
廃棄してしまえば、いくら単価が安くても、結果的には高くつきます。
「安く買うこと」が目的だったはずが、「大量に消費すること(あるいは捨てること)」が目的になってしまっては、節約どころか浪費です。
この「大量買いの銭失い」こそが、コストコをバカバカしいと感じさせる大きな要因です。
3. 休日の殺人的混雑と駐車場争奪戦で消耗する精神力
平日に自由に行ける人は良いですが、多くの人は土日祝日にコストコへ向かいます。
そこで待っているのは、殺人的な混雑です。
店舗に近づく数キロ手前から渋滞が始まり、駐車場に入るだけで30分、空きスペースを探してさらにグルグルと場内を徘徊する…。
ようやく車を停めて店内に入っても、巨大なカートを押す人波で通路は埋め尽くされ、思うように進めません。
人気商品のデリカコーナーやパン売り場は戦場のような有様で、試食に群がる人だかりを避けるのも一苦労。
そして最後に待ち受けるのは、長蛇の列のレジ待ちです。
休日の貴重な時間を、渋滞と行列と人混みの中で浪費する。
帰宅する頃には心身ともに疲れ果て、「もう二度と行くか!」と思う。
買い物という日常行為にこれほどのストレスと労力をかけることが、果たして合理的と言えるでしょうか。
4. 巨大カートと迷路のような店内で歩き回る肉体的疲労
コストコの店舗は巨大です。倉庫店という名の通り、天井まで積み上げられた商品の山、そして広大なフロア。
日本の狭い住宅事情には不釣り合いな巨大カートを押し、あちこちの商品を見て回るだけで、かなりの運動量になります。
しかも、コストコの売り場レイアウトは頻繁に変更され、定番商品以外はどこにあるのか分かりにくくなっています。
これは「宝探し」のようなワクワク感を演出するための戦略ですが、急いでいる時や目的の物だけを買いたい時にとっては、ただの迷惑でしかありません。
広い店内を歩き回り、重い荷物をカートに乗せ、それを車に積み込み、家に帰ってからまた運び出す…。
この重労働を考えると、近所のスーパーでサクッと買い物を済ませる方がよほど賢いのではないかと思えてきます。
5. 冷蔵庫・冷凍庫がパンク!保存と小分け作業という「残業」
コストコでの買い物が終わって家に帰っても、まだ終わりではありません。
そこから待っているのは、「保存と小分け」という名の残業です。
巨大なパックに入ったプルコギビーフ、数十個入りのディナーロール、キロ単位のサーモン。
これらをそのまま冷蔵庫に入れることは不可能です。
一つ一つラップに包み、ジップロックに入れ、日付を書き、冷凍庫のスペースをパズルのように空けて詰め込む。
この作業に1時間以上かかることも珍しくありません。
「買ってきたものをしまうだけで疲れる」
「コストコに行く日は、帰ってからの小分け作業の時間を確保しておかなければならない」
買い物の楽しさが、帰宅後の重労働で相殺されてしまう。これもまた、コストコが面倒でバカバカしいと言われる理由の一つです。
6. 友人とシェアする際のお金のトラブルと気遣い
「量が多いならシェアすればいい」とよく言われますが、これにも落とし穴があります。
友人やママ友とコストコに行き、商品をシェアする場合、その場での計算や商品の分割が非常に面倒です。
「端数はどうする?」「私がカードで払うから後でちょうだい」「ジップロック代はどうする?」など、細かいお金のやり取りが発生します。
また、衛生面を気にする人もいれば、ざっくりとした分け方でいい人もいて、価値観の違いからトラブルに発展することも。
さらに、誰かの車で行く場合、ガソリン代や運転の労力に対するお礼などの気遣いも必要になります。
「シェアすればお得」という言葉の裏には、こうした人間関係のコストや手間が隠されているのです。
7. 遠方への移動コストと時間の浪費
コストコの店舗は、広大な敷地を必要とするため、多くの場合郊外にあります。
近所に住んでいるならまだしも、片道1時間以上かけて行く人も少なくありません。
往復のガソリン代、高速道路料金、そして移動時間。
これらをコストとして換算した時、果たしてコストコの商品は本当に「安い」と言えるでしょうか?
「トイレットペーパーが数百円安いから」といって、数千円の交通費と半日の時間をかけて買いに行く。
経済合理性だけで考えれば、これほどバカバカしいことはありません。
ネットスーパーや近所のドラッグストアで買った方が、トータルコストは圧倒的に安く済む場合が多いのです。
なぜ人はコストコにハマるのか?「コストコ信者」の心理メカニズム
これだけ「バカバカしい」要素があるにもかかわらず、なぜコストコは多くの人を惹きつけ、熱狂的なファン(信者)を生み出すのでしょうか。
そこには、合理性だけでは説明できない人間の心理メカニズムが働いています。
レジャー感覚と非日常感がもたらすドーパミン
コストコは単なるスーパーマーケットではありません。
「大人のテーマパーク」です。
天井高く積み上げられた商品、見たこともないような海外の巨大なパッケージ、試食の匂い、そして活気あふれる店内。
この「非日常感」が、脳を刺激し、ワクワクさせるのです。
入店した瞬間に、買い物モードではなく「遊びモード」にスイッチが切り替わります。
テーマパークでお金を使う時に財布の紐が緩むのと同じように、コストコという空間にいること自体がエンターテインメントであり、そこで買い物をすることに快感を覚えるのです。
脳内でドーパミンが分泌され、理性が麻痺してしまう状態、これがいわゆる「コストコハイ」です。
「みんな買ってるから」という同調圧力とSNS映え
巨大なカートに山盛りの商品を積んでいる周りの客を見ると、「自分も買わなきゃ損だ」「みんな買ってるんだから良いものに違いない」という同調圧力が働きます。
また、コストコの商品は「SNS映え」するものが多くあります。
巨大なティラミスやピザ、おしゃれなデリ商品をInstagramやブログにアップすることで、「充実した生活」「豊かなライフスタイル」を演出したいという承認欲求も、コストコ人気を支える要因の一つです。
「コストコで買い物をすること」自体が、一種のステータスやファッションになっている側面もあります。
サクラや試食に釣られる購買心理
コストコ名物の試食コーナー。
焼きたての肉やフルーツ、スイーツなどを無料で振る舞われると、人は心理的に「返報性の原理」が働き、「何か買わなきゃ申し訳ない」という気持ちになります。
また、試食で美味しいと感じると、その場のテンションでついカートに入れてしまいます。
「美味しかったから」という理由は強力ですが、家に帰って冷静になると「こんなに大量にはいらなかったな」と後悔することもしばしば。
巧みなマーケティング戦略に乗せられていることに気づかず、「良い買い物をした」と思い込んでいる場合も多いのです。
コストコに向いている人・向いていない人の決定的な差
コストコが「バカバカしい」と感じるか、「最高だ」と感じるかは、その人のライフスタイルや性格によって明確に分かれます。
自分がどちらのタイプなのかを見極めることが重要です。
【向いていない人】コストコに行くと損をするタイプ
以下のような人は、コストコ会員になってもメリットを享受できず、バカバカしいと感じる可能性が高いです。
- 一人暮らし・夫婦二人暮らしの少人数世帯:消費量が少ないため、大容量商品を持て余します。
- 収納スペース(パントリー・冷凍庫)が狭い:買ってきたものを保管する場所がないと、生活スペースが圧迫され、ストレスになります。
- 節約志向が強く、1円でも安く買いたい人:単価計算を厳密にする人は、業務スーパーや底値のスーパーの方が安いことに気づき、コストコにメリットを感じません。
- 衝動買いをしやすい人:「安いから」「珍しいから」と不要なものまで買ってしまい、予算オーバーになりがちです。
- 料理や小分け作業が面倒な人:食材を加工・保存する手間を惜しむ人は、結局食材を無駄にしてしまいます。
- 車を持っていない、または軽自動車の人:大量の荷物を運ぶ手段がないと、買い物の量が制限され、コストコのメリットを活かせません。
【向いている人】コストコを使いこなせるタイプ
一方で、以下のような人は、コストコを有効活用し、年会費以上の価値を感じることができるでしょう。
- 育ち盛りの子供がいる大家族:消費スピードが早いため、大容量の食品もすぐに使い切れます。
- ホームパーティーやBBQを頻繁にする人:大量の食材やデリが必要なイベント時には、コストコのコスパは最強です。
- 専用の冷凍庫(セカンド冷凍庫)を持っている人:保存スペースが十分にあれば、まとめ買いのメリットを最大限に活かせます。
- アミューズメントとして割り切れる人:「節約」ではなく「レジャー費」としてコストコ代を計上できる人は、買い物を楽しめます。
- 近所に住んでいる人:移動コストがかからず、必要な時にサッと行けるなら、普段使いのスーパーとして優秀です。
- 特定のコストコ商品(オキシクリーン、ペーパータオル等)の愛用者:他では買えない、または他で買うと高い特定の商品をリピート買いする目的がある人。
「もう行かない」と決めたら?損しない退会と返金システム
もしあなたが「やっぱりコストコは自分には合わない」「バカバカしい」と感じたなら、無理して通い続ける必要はありません。
コストコには、他のスーパーにはない最強の保証制度があります。これを利用しない手はありません。
期限内なら年会費が全額戻る「満足保証」の仕組み
コストコには「年会費保証」という制度があります。
これは、会員期間中(入会から1年以内)であれば
いつでも退会が可能で、支払った年会費が全額返金されるという驚きのシステムです。
極端な話、入会して11ヶ月目に「やっぱり合わない」と思って退会しても、4,840円がそのまま戻ってきます。
つまり、実質無料で約1年間コストコを「お試し」できたことになります。
「数回行って元が取れないなら辞めればいい」というスタンスでいられるのは、この保証があるからです。
ただし、退会手続きは店舗のメンバーシップカウンターで行う必要があり、会員証の返却が求められます(家族会員カードも含む)。
退会時の引き止めへの対処法
カウンターで「退会したい」と伝えると、スタッフから理由を聞かれたり、引き止められたりすることがあります。
「何か不満がありましたか?」「もったいないですよ」と言われるかもしれませんが、ここは毅然とした態度で答えましょう。
「引っ越しをするから」「生活スタイルが変わったから」「あまり利用しなかったから」といった理由を淡々と伝えれば問題ありません。
無理な引き止めは規約違反にもなりかねないため、意思をはっきり示せばスムーズに手続きが進みます。
退会後の再入会禁止期間(1年間)のルール
年会費返金制度は強力ですが、ペナルティもあります。
一度退会して年会費の返金を受けると
退会した月から12ヶ月間は、本人および同一住所の家族は新規会員登録ができなくなります。
「毎回退会して年会費をタダにする」という不正利用を防ぐためのルールです。
もし「来月また行きたくなるかも」という迷いがあるなら、更新月のギリギリまで待って判断するか、あるいは1年間は我慢する覚悟で退会しましょう。
なお、再入会禁止期間中でも、会員の同伴者として入店することは可能です。
コストコを「バカバカしい」と思わずに賢く利用する裏技
「年会費は払いたくないけど、コストコの商品は気になる」「たまに行くだけでいい」という人のために、コストコを賢く利用するいくつかの方法を紹介します。
ガソリンスタンドのみの利用で元を取る
コストコ併設のガソリンスタンドは、地域の平均価格よりもリッターあたり10円〜15円ほど安いことが多々あります。
もし車によく乗る人で、近所にコストコがあるなら、ガソリンを入れるためだけに会員になる価値は十分にあります。
年間で計算すると、ガソリン代の差額だけで年会費の元が取れてしまうケースも珍しくありません。
買い物はおまけ程度に考え、ガソリンスタンドをメインに利用するというのも一つの賢い戦略です。
フードコートの激安ホットドッグだけを楽しむ
買い物をしなくても、フードコートを利用することは可能です(店舗によっては会員証の提示が必要な場合もありますが、基本的には出口側から入れたり、会員の同伴で利用できたりします)。
名物のホットドッグ(飲み放題のソーダ付き)は税込180円という驚異的な安さ。
これだけを目当てに行っても十分満足できるレベルです。
買い物のストレスを感じずに、コストコの雰囲気とジャンクフードだけを楽しむという使い方もアリです。
プリペイドカードや招待券で「非会員」として潜入する
コストコには「1日特別招待券(ワンデーパス)」がついた雑誌が販売されていたり、既存会員から「コストコプリペイドカード」をもらったりすることで、非会員のまま入店できる方法があります。
ただし、これらの方法で入店した場合、会計時に「非会員価格(表示価格の5%上乗せ)」が適用されることがほとんどです。
頻繁に行くなら会員になった方がお得ですが、「年に1回行けば満足」「どんなところか見てみたい」というレベルなら、年会費を払わずに5%の手数料を払って買い物をする方が、結果的に安上がりになることもあります。
また、Uber Eatsなどのデリバリーサービスでコストコ商品を取り扱っている地域もあり、割高にはなりますが、年会費や移動の手間を考えれば選択肢の一つになります。
まとめ:コストコは「節約」ではなく「浪費」のエンタメである
結局のところ、コストコが「バカバカしい」と感じるかどうかは、コストコに何を求めているかによります。
もしあなたが「日々の食費を切り詰めたい」「無駄な出費を減らしたい」という純粋な「節約」を目的にしているなら、コストコは間違いなくバカバカしい場所です。
年会費、移動コスト、衝動買い、大量消費の圧力など、節約とは真逆の要素が満載だからです。
しかし、コストコを「レジャー」「エンターテインメント」「イベント」として捉えるなら、話は別です。
入場料(年会費)を払って、非日常的な空間でワクワクし、アメリカンサイズの食品を見て楽しみ、たまの贅沢として散財する。
その「体験」にお金を払っていると考えれば、決して高いものではないかもしれません。
【本記事のポイント】
- 年会費の元を取るのは至難の業。 移動費や廃棄ロスを含めると赤字になりがち。
- 「安さ」より「量」の罠。 使い切れない量はただの無駄遣い。
- 混雑と手間のコスト。 休日の貴重な時間と体力を削る価値があるか自問しよう。
- 向いているのは「大家族」「イベント好き」。 少人数世帯や節約志向には不向き。
- 退会すれば年会費は全額戻る。 合わないと思ったら即解約が正解。
「みんなが行っているから」「お得そうだから」という雰囲気に流されず、自分のライフスタイルにとって本当に必要かどうかを冷静に見極めてください。
コストコに行かなくても、近くのスーパーで必要な分だけ買い、浮いた時間とお金で別の楽しみを見つけることだって、立派な「賢い選択」なのですから。

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