「これ以上変化はいらない」と現状維持を望む49歳の一瀬葵と、過酷な過去から夢を諦めクズ男として生きる30歳の樋口澄晴。
交わるはずのなかった2人の出会いは、最悪な「騙し合い」から始まりました。
初回からベッドシーンや毒父の乱入など怒涛の急展開が巻き起こった第1話。
今回はその一部始終をネタバレありで時系列整理し、SNSの反響や今後の気になる伏線・考察まで徹底解説します!
『ラストノート』作品概要と登場人物紹介
脚本は的場友見、演出は相沢秀幸・中前勇児の二人体制。
プロデュースには『昼顔』のヒットで知られる三竿玲子が名を連ね、主題歌は椎名林檎が本作のために書き下ろした新曲「裸」。
香りをテーマにした物語にふさわしい、艶やかな一曲です。
主人公は、香料メーカー・椿香料の営業部で働く49歳の一瀬葵(演:内田有紀)。
結婚、離婚、いくつもの挫折を経て「これ以上の変化はいらない」と現状維持を望むようになった女性です。
対する樋口澄晴(演:寺西拓人)は、厳しい家庭環境の中で夢を諦め、本心にずっと蓋をして生きてきた30歳。
この二人を軸に、物語は以下の人物たちによって動いていきます。
- 佐川優子(演:坂井真紀):葵の中学時代からの親友。長年の介護生活を終え、ようやく訪れた恋にロマンス詐欺で傷つけられる。
- 奥田創(演:徳井義実):葵の元夫。5年前の浮気が原因で離婚したが、現在は同じ会社の経営企画部に勤務し、今も葵を気にかける理解者。
- 木嶋莉奈(演:桜井日奈子):澄晴の恋人。パパ活で生計を立てながら澄晴を本気で愛しているが、彼の本心が見えず不安を抱える。
- 平野龍太(演:草川拓弥):澄晴の幼なじみで、同居中の同僚。
- 樋口眞澄(演:佐々木蔵之介):澄晴の父。かつては建設会社の経営者だったが倒産をきっかけに転落し、息子を支配し続ける“毒父”と化している。
【時系列】第1話ネタバレあらすじ:嘘から始まった最悪の出会い
起|忍び寄る転機と、親友を襲った高額詐欺
物語は、葵のちょっとした憂鬱から静かに幕を開けます。
本意ではない総務部への異動を打診された葵は、葛藤を抱えながらも黙って受け入れてしまう。
異動先のフロアには5年前に離婚した元夫・創の姿もあり、気まずい空気が流れます。
そこに飛び込んできたのが、親友・優子からの弾んだ報告でした。
「20歳下の彼氏ができた」——長年の介護生活を終え、ようやく掴んだ恋に葵は素直に喜びます。
しかしその直後、優子が「資産価値がある」と160万円で買わされた絵画が、実は量産型のインテリア雑貨だったことが葵のひと言で発覚するのです。
承|騙し合いのマッチングアプリ接触
優子を騙していた「20歳下の彼氏」こそが、樋口澄晴でした。
父・眞澄が起こしたトラブルの解決金として100万円が必要だった澄晴は、逃げ場のないまま詐欺に手を染めていたのです。
怒りが収まらない葵は、証拠を掴んで金を取り返すべく優子と同じマッチングアプリに登録し、澄晴に接触を図ります。
転|対峙、そして完璧な“詐欺師ムーブ”
アプリを通じて初めて対面する二人。
澄晴は夜景の見える場所へ葵を連れ出し、「声が聞きたい」とささやいたりキーホルダーを渡したりと教科書通りの詐欺師ムーブを仕掛けてきます。
極めつけは「一生懸命がんばってる大人の女性が好き」という殺し文句——優子にも使っていたのと同じ台詞でした。
悔し涙を思い出した葵は澄晴を睨みつけ、「あんたも必死に生きてみなさいよ」と一喝してその場を後にします。
この啖呵は放送後もっとも語られた名場面のひとつです。
結|踏みつぶされた花束と、1輪のピオニー
物語が動くのは、後日、澄晴からの突然の呼び出しで再会する場面から。
澄晴は「お誕生日おめでとうございます」とピオニー(芍薬)の花束を差し出します。
実は以前、葵が駅で落とした名前と誕生日入りのアトマイザーを澄晴が拾っており、それで彼女の誕生日を知っていたのです。
詐欺師のはずの澄晴が覚えていたこの小さな違和感が、後の伏線となっていきます。
しかし束の間の穏やかな時間は、澄晴の父・眞澄の乱入で一変します。
眞澄は澄晴を乱暴に引きずり、止めに入った葵を突き飛ばした挙句、渡されたばかりの花束を踏みにじってしまうのです。
澄晴は葵の手を引き、その場を走り去ります。
足を止めた葵に「さっきからずっと悲しそうな顔してるけど」と問われた澄晴は、踏みにじられた花束から奇跡的に無事だった一輪のピオニーを拾い上げる。
悲しみを押し殺していた表情がふっと崩れ、笑顔でこう告げるのです。
「お誕生日おめでとうございます。葵さん」
このラストカットに涙腺が緩んだという声も少なくありませんでした。
【注目シーン】開始10分で騒然!澄晴の冷めたベッドシーン
放送開始からわずか10分足らずで話題をさらったのが、澄晴と恋人・莉奈のベッドシーンです。
同僚の龍太を交えて莉奈がパパ活で得た高級ワインを飲む穏やかな場面から一転、キスを交わした二人はあっという間に上半身裸に——このスピード感に「心臓に悪い」「不意打ちすぎる」と驚いた視聴者も多かったのではないでしょうか。
このシーンがただの過激な演出にとどまらないのは、澄晴の“目”にあります。
莉奈が求めるように激しくキスをするのに対し、澄晴はそれをただ受け止めるだけで瞳に光がない。
優子や葵に見せていた甘い笑顔とはまったく異なる、感情を凍らせたような冷たい表情がそこにはありました。
詐欺師としての顔と、恋人にすら本心を明かせない空っぽな内面——この対比が、開始早々に澄晴というキャラクターの二面性を鮮烈に印象づけていたのかもしれません。
【注目シーン】名前入りアトマイザーと、毒父による花束踏み潰し
第1話のクライマックスとして印象に残るのが、「アトマイザー」と「花束踏み潰し」の2つのシーンです。
駅で葵が落とし、澄晴がこっそり拾っていた「名前と誕生日入りのアトマイザー」は、最悪の形で出会った二人を静かに結びつける小道具として機能し、憎み合うはずだった関係が動き出す予感を漂わせます。
もう一つが、佐々木蔵之介演じる父・眞澄による暴力的な乱入劇です。
建設会社の社長として羽振りが良かった眞澄は、倒産をきっかけに転落し、息子を金づるのように扱う“毒父”として描かれています。
葵を突き飛ばし、澄晴が用意した花束を踏みにじるその姿には目を覆いたくなった視聴者も多いはず。
花の中から一輪だけを救い出し、笑顔を作って手渡す澄晴の姿は、ポスターのコピー「こんな男に、恋するわけがない」「こんな女に、恋するわけにはいかない」の意味を強烈に刻みつける名場面となりました。
伏線・考察|葵が失った「香り」と高校時代の澄晴が握る鍵
「香り」を失っていた葵の謎
第1話にはすでに、今後を左右しそうな伏線がいくつも散りばめられています。
まず気になるのが、香料のプロであるはずの葵が、実は「香り」を感じられなくなっていたらしいという謎です。
第2話予告では、澄晴から渡された一輪のピオニーに触れた葵が、失っていたはずの香りをふと感じ取り涙を流す場面が描かれるようです。
なぜ澄晴のピオニーだけ香ったのか
帰宅後にあらためて花に顔を近づけても香りはしなかったとすると、澄晴から直接受け取ったあの一瞬にだけ、奇跡的に香りが戻ったのかもしれません。
二人の間に生まれた感情の交差が、葵の失われた感覚を呼び覚ました可能性も考えられます。
高校時代の澄晴(嶋﨑斗亜)が握る鍵
もう一つの鍵を握るのが、高校時代の澄晴(演:嶋﨑斗亜)の存在です。
「本心に蓋をするようになった原点」が、今後の回想として描かれることが予想されます。
父・眞澄の支配や転落が若き日の澄晴の心をどう歪めたのか。
それが、同じく「叶わなかった夢」を抱える葵の過去と交錯していくのではないでしょうか。
SNSで話題沸騰!視聴者のリアルな反応まとめ
放送直後からSNSでは、さまざまな反応が飛び交いました。
「詐欺西拓人」への絶賛と悲鳴
普段は爽やかなアイドルとして親しまれている寺西拓人の、感情の読めない“詐欺師”としての表情には「悪すぎる」「わたしならころっと騙される」といった声が続出。
そのギャップに驚いたファンも多かったようです。
内田有紀演じる「葵」への支持
澄晴に啖呵を切る内田有紀演じる葵の姿には「かっこよすぎる」「まじで男前」と、女性視聴者から称賛の声が集まりました。
ベッドシーンとCMのギャップバズ
過激なベッドシーンの直後に流れたのがCM(洗濯大名篇)だったことから、「緊張から一気に解放された」「思わず笑った」「なんか癒された」と、思わぬ形でSNSが盛り上がる一幕もありました。
【第2話予想・憶測】「最後のデート」の行方は?
公式予告によれば、ショックから立ち直れない優子は、澄晴について「何も知らない」ことに悔しさを募らせ、葵に正体を探ってほしいと頼み込むようです。
葵自身も「もう一度だけ会って証拠をつかみ、終わりにする」と決めた様子。
一方の澄晴は葵を「いつもと同じただのカモ」と割り切ろうとしながらも行動に移せずにいるところへ父・眞澄が現れ、養育費を迫られて金を毟り取られてしまう——そんな展開が待っているようです。
※ここから先は憶測を含みます
葵が澄晴に近づく理由は証拠集めだけではないのかもしれません。
自分の失われた香りを取り戻させてくれた澄晴の正体を知りたいという、個人的な感情も芽生えていくのではないでしょうか。
澄晴もまた、父から金を巻き上げられ、いっそう追い詰められることが予想されます。
「金のため」と自分に言い聞かせ、再び罠を仕掛けようとするのかもしれません。
「騙す」「騙し返す」という冷めた目的を抱えて臨む「最後のデート」。
けれど嘘の裏の孤独や本音がふと顔を覗かせたとき、この関係は誰にも予想できないかたちで動き出していくのかもしれません。
次回の放送からも目が離せませんね。

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